JUOのブログ

ドイツのフットサルやサッカー情報、視覚障害者スポーツロービジョンフットサル日本代表としての活動など、自分が普段関わるスポーツに関して書きます。留学情報や趣味のアメフト観戦についてもたまに

ドイツフットサル界の強豪と、どの地域がキャリアアップに適しているかを考える。

こんにちはJUOです

 

いきなりですが、これからドイツに来たいと考えている人にとって、チーム選びは非常に大きな問題だと思います。社会と同じでキャリア形成というのはスポーツ選手も大事です。無計画にドイツに来るよりはある程度目標があった方が確実にいいと思います。そこで今回はドイツにフットサルで来るならどこのチームを目指すのがいいか、ドイツフットサルのトップ5クラブを紹介します。またそこからどの地域に多くチャンスがあるのかを僕なりに考察していきたいと思います。※本記事もあくまで僕が肌で感じたり、聞いた情報を元に書いた個人の見解になります。全てが正しいとは限りません、あくまで参考程度に読んでください。よろしくお願いいたします。

 

 

 

ドイツ1部には様々なチームがある

以前の記事で書いたことがありますが、ドイツ1部は5地域に分かれて各リーグに10チームが存在します(北東のみ13チーム)。ですのでチームのレベルもバラバラです。中にはミニサッカーのようなチームもありますし、週にあまり練習をしないチームもあります。そんなチームもあればほぼ毎日練習しているチームもあります。その中でも僕がこれからあげるチームは①フットサルとしての完成度②国内での強さ③組織の大きさという点においてドイツのトップにいるクラブです。もちろん正直最初から入団することは難しいとは思いますが、知っていれば地域選びや先ほど言ったキャリア形成に役立つと思います。

 

強豪クラブ5選

①TSV Weilimdorf

チーム名:TSV Weilimdorf (ヴァイリンドルフ)

昨シーズン:優勝

所属リーグ:レギオナルリーガ南地区

本拠地:ヴァイリンドルフ/シュトゥットガルト(バーデン・ビュルテンベルグ州)

 

f:id:JUO:20200206031602j:plain

引用:https://de.wikipedia.org/wiki/TSV_Weilimdorf

 

昨シーズンのドイツ王者で現在南地区では3年間負けなしの超強豪です。今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグではエリートラウンド出場は逃すも、あと一歩のところまでいくなど、ドイツフットサル界を牽引するクラブであります。常にドイツ代表も多数所属し常にヨーロッパで勝つことを目指しているチームです。またサッカー、ハンドボールといったメジャースポーツと共に、空手やピンポンなどのチームを持つ総合型スポーツクラブで組織としても地元では非常に有名です。フットサルチームは育成部門も有名で、ドイツフットサルの発展に貢献しているクラブでもあります。

 

②Panthers Köln 

チーム名:Panthers Köln (パンサーズケルン)

昨シーズン成績:ベスト8

所属リーグ:レギオナルリーガ西地区

本拠地:ケルン(ノルトライン=ヴェストファーレン州)

 

f:id:JUO:20200206031605j:plain

引用:https://www.dfb.de/datencenter/deutsche-futsal-meisterschaft/2017-2018/mannschaft/futsal-panthers-koeln

 

現行のレギュレーションでは優勝をまだしたことのない(前レギュレーションのDFB Futsal Cup は優勝経験あり)クラブですが、地区では上位常連、2年前に準優勝をしている強豪です。このクラブの特徴はフットサルのみのクラブであることです。通常ドイツのフットサルクラブはフェラインの中の一部門としてフットサルチームが存在しますが、このクラブは元々、ケルン体育大学の学生によって組織されたクラブという歴史があり、2005年創設とドイツフットサル界では最も古いクラブの1つでもあるのです。代表選手も数選手所属し、その中には日系ドイツ人であるJilo Hirosawa 選手も所属しています。

 

③HSV Panthers 

チーム名:HSV Panthers (パンサーズ)

昨シーズン:準優勝

所属リーグ:レギオナルリーガ北地区

本拠地:ハンブルク

 

f:id:JUO:20200206020747j:plain

引用:https://www.facebook.com/HSVPanthers/


 

こちらも前レギュレーションでは優勝経験のある強豪クラブですが、最もドイツ代表選手が多いクラブとしても有名です。そして地区ではWeilimdorf 同様約3年間負けていない敵なしというクラブです。シンプルにドイツで1番勝てるチームなような気がします。相当レベルが高いという話も耳にします。ちなみにHSVとは有名なHamburger SV の省略ですが2017年にHamburg Panthersから改名をし、エンブレムにもハンブルガーのものが一部使われていますが、その関係性は未だに謎です。知ってる方は教えてください。

 

 

④ST. Pauli Futsal

チーム名:ST.Pauli(ザンクトパウリ)

昨シーズン:ベスト8

所属リーグ:レギオナルリーガ北地区

本拠地:ハンブルグ

 

f:id:JUO:20200206031731p:plain

https://en.wikipedia.org/wiki/FC_St._Pauli



 

言わずと知れた超巨大スポーツ団体st.Pauli のフットサルチームです。昨年はベスト8に躍進しました。実力こそ先ほど挙げた3チームには劣りますが、ステップアップには非常に良いクラブだと思います。同じ北地区にはHSV-Panthersなどの強豪も在籍しています。またst.Pauliグループという非常に大きな組織に身を置くことは非常に価値のある事であると思います。ブラインドサッカーチームや、テーブルサッカー、ビーチバレーなどありとあらゆるチームを持っていることがこのクラブの特徴でもあります。

 

⑤VFL 05 Hohenstein-Ernstthal

チーム名:VfL Hohenstein-Ernstthal (ホーエンシュタイン)

昨シーズン:ベスト4

所属リーグ:レギオナルリーガ北東(正式名称:NOFV-Futsal-Regionalliga)

本拠地:ホーエンシュタインエルンストタール/ツヴィッカウ(ザクセン州) 

f:id:JUO:20200206035619p:plain

https://vfl05hot.de/vfl/index.php/vfl-news-detail/items/futsalteam-mit-neuem-logo-auf-social-media.html



こちらも超強豪です。2年前のドイツ王者で、前レギュレーションでも数多くのタイトルを手にしています。大きな街ではないので、求められるドイツ語の能力や、日本からのアクセスに困るなど生活には苦労しそうな街ですが、ここを目指して同じ北東リーグのベルリンのクラブなどでプレーをするというのもアリな選択肢だと思います。

 

 

番外編 フットサルが盛んな地域

ここまで強豪と呼ばれるクラブをあげてきましたが、サッカーで有名なバイエルン州のチームがありません。確かにバイエルン州は今挙げたクラブ程の超強豪と呼ばれるチームは存在しませんが、最もフットサルが盛んな地域とも言われています。それは地区としてのレベルが高いチーム数が非常に多いという点でです。バイエルン州はレギオナルリーガの南地区に所属しますが、南地区の約半分のチームがバイエルン州にあります。その中にRegensburg やDeisenhofen といった行ったプレーオフ出場経験のあるクラブ強豪も勿論あります。そして2部相当と言われているバイエルンリーグは1部リーグ同等のレベルがあるとも言われています。先日行われたユーロ予選では、ドイツ代表に2部Futsal Allgäuというクラブから2人の選手が召集されました。これは発展途上のドイツフットサルにとっては異例のことだと考えられます。ですので地域としての盛り上がりという面ではバイエルン州はフットサルの盛んな地域と呼ばれることは非常に納得です。

 

スッテプアップに適した地域

それでは具体的にどの街を選んでいくことがいいのか、
①地域のチーム数
②周辺の強豪クラブの有無
③所属リーグのレベル
④外国人としての生活のしやすさ

という4点で考えるとケルン近郊、ハンブルグ、ベルリン、ミュンヘン近郊が最も良いスタート地点なのでは無いかと個人的には思っています。恐らくチーム探しもそこまで困る事はないと思います。僕も初めて繋がったドイツフットサル関係者はハンブルグの人でした。
ステップアップを考えた時にもそれぞれの街には再来年ブンデスリーガへの参入が濃厚と言われる強豪クラブがあり、リーグにはドイツを優勝するような超強豪もいるので、活躍さえすればキャリアアップしていける環境であると思います。

 

最後に

闇雲にドイツに来るだけではステップアップに無駄な時間が生じてしまします。順長にステップアップしていく為には最適な環境を選び、そこでチャレンジしていく方が圧倒的に効率的です。そこで大事なのが情報収集能力だと僕は思っています。僕も本記事の内容もほとんどがチームメイトや関係者にから集めた情報で、その中の一部を書き切れる範囲で紹介しています。皆さんもドイツでフットサルをするのであれば、事前に情報を集めるという作業、現地で情報を集める準備というのが特に求められる能力であることを忘れないでおいてください。ちなみに、上に挙げた地域は情報が他地域と比べても圧倒的に集まるというメリットもあります。その点でも本当にスタートするには適した地域であると僕は思っています。これから渡独を考えている人は正しい情報収集を行って、最も良い環境選びをしてください。

 

それではまた

ドイツフットサル年間スケジュールから読み解く渡独に最適な時期

こんにちはJUOです。

 

今日はドイツのフットサルのシーズンが具体的にどのようにして進行しているかを書きたいと思います。現行のレギオナルリーガ(地域リーグ)南地区のスケジュールになります。2年後ブンデスリーガができた場合はどのように変わるかはわかりませんが、現段階での1部リーグの年間スケジュールになります。またそこからどの時期にドイツにきたら良いのかも考察したいと思います。

 

 

レギュラーシーズン(9月~3月)

ドイツはレギュラーシーズンで各地区10チームがホームアンドアウエー方式のリーグ戦を行います。ですので各チーム合計18試合をこの半年間の間に行うことになっています。
2019年の開幕は9月の最終週で、終了は3月の最終週になります。
基本的には半年間あれば18試合消化はスケジュール的には問題なく、毎週試合があるわけではありませんが、各チームそれぞれの都合によって試合が延期などになったりするので全チームが常に同じペースで試合を消化するわけではありません。
この都合というのは主に代表選手の離脱やUEFAチャンピオンズリーグの日程との兼ね合いになります。各チーム数人が代表召集を受けた場合は試合日程をずらすことができます。フットサルの代表召集の場合はあらかじめ日程を避けてありますが、中にはビーチサッカーをプレーしながらの選手もいます。基本的にはDFBからの召集があれば適応がされるみたいです。

僕の所属するRhein−Mainの日程は以下になります。

f:id:JUO:20200128022430j:image

 

10月に実施予定であったアウェイvs Deisenhofen とホームvs Weilimdorfのゲームが代表召集とUEFAチャンピオンズリーグとの日程の兼ね合いでずれましたが、あとは予定通り実施されています。

 

月2〜4試合というスケジュールで、12月2週目から1月の1週目はウィンターブレイクになります。
冬移籍をする場合はこの期間でないと登録ができないので、気を付けましょう。

 

またスケジュール的に一見タフではなさそうですが、移動は基本的に全てバスで1番遠いところだとチェコとの国境付近でゲームがあり、約7時間の移動をすることもあるので。移動込みで見てみると意外とタフだったりします。

 

今期のレギュラーシーズン最終節は3月28日土曜日になり、そこからプレーオフがはじまじまります。

 

 

プレーオフ(4月〜6月)

4月からは、各リーグ上位2チームの合計10チームで行われるプレーオフが始まります。
4月の最終週に各リーグ2位のチームの中で成績の下から4チームが予選を行います。1チームとホームアンドアウェーで合計2試合になります。昨シーズンは以下のクラブになります。

f:id:JUO:20200130021104j:plain

引用:dfb.de

 

5月にこのレギュレーションで残った2チーム+残りの6チームでトーナメントを行います。
準決勝まではホームアンドアウェー方式になります。
基本的に準々決勝は5月の1週目、準決勝は5月の2週目〜3週目にかけて行われます。

 

そして決勝は6月の1週目に一発勝負で決まり、これにてドイツフットサルのシーズンは終わりになります。

 

f:id:JUO:20200130203710j:plain

引用:https://www.dfb.de/bildergalerien/ansicht/der-tsv-weilimdorf-feiert-die-erste-futsal-meisterschaft-2212/

 

シーズンオフ(6〜8月)

シーズンが終わるともちろんですが、完全にチーム活動はなくなります。6月と書きましたが、負けたその時点からオフが始まります。なのでプレーオフ予選で負けると5月からオフ、さらにレギュラーシーズンで負けると4月からオフです。僕の所属するクラブはこのオフ期間にはビーチサッカーブンデスリーガの開催時期でもあるのでビーチサッカーチームとして活動をしていますので、負けても5月くらいから活動はあります。他の選手は基本的に通常のサッカーと並行して、フットサルが終わり次第サッカーに移行みたいな人が多いみたいです。そいて8月の終わり頃から各チームプレシーズンに入るので、移籍をするのはこの時期なります。この期間に終わらせなければ半年後まで登録が持ち越しなので迅速な交渉が必要になります。ドイツフットサルで代理人をつけるというのは今は常識ではないので、個人で交渉していくことになると思います。なので何度も言いますが語学の準備はしておいてください。また優勝チームはUEFAチャンピオンズリーグの予選が8月末より始まるため、チームの始動が早くなります。

 

渡独に最適な時期

それではこのスケジュールの中でいつドイツに来ることがベストなのか。僕の個人的な意見ですが、レギュラーシーズン終了〜プレーオフが終わるくらいまでの期間に来ることがベストかなと思います。運がよければ前年のうちに練習参加もできます。
というのも
①ネットワーク構築に時間がかかる
②初めてだと選手パスの取得に時間がかかる可能性がある
からです。①は簡単に言うとチームを見つけるのに時間がかかるということです。②は特に深刻で、僕は前所属がドイツだったので即日出場可能になりましたが、通常日本→ドイツという経路ですと、「クラブが州のサッカー連盟に申請→DFBに申請→DFBがJFAに申請→日本サッカー協会が登録解除・DFBに通達→州のサッカー連盟へ」とおおよそですが(※あくまでおおよそ)このような流れで手続きが進みます。ですので万が一遅れてしまった場合(恐らくドイツの団体なのでないと思いますが)や入団許可が下りるのが遅れたりすると、結構地獄です。ですので渡独は入団したい時期より早い時期がベストです。ただレギュラーシーズン終盤に来て、そこから約3ヶ月何も無いのもキツイですよね、なのでプレシーズン前にクラブとコンタクトが取れている場合はプレシーズンに渡独の方がいいと思います。その際に入団した場合の登録の話もちゃんとしておくと色々円滑に進むと思います。なので4月〜6月もしくは8月あたりじゃないでしょうか。①のようにネットワークという点でも単身で来る場合はかなり脆弱ですから、来て速攻でチームが見つかるということはあまり考えづらいという点も考慮しています。

 

まとめ

8月     プレシーズン・CL予選(前年優勝チーム)

9月最終週  レギュラーシーズン開幕

10月〜12月  レギュラーシーズン

12月末    中断期間

1月〜3月   レギュラーシーズン

4月     プレーオフ開始

5月     準々決勝・準決勝

6月     決勝・シーズン終了

7月     オフ

 

基本的にはヨーロッパ各国と変わりのないレギュレーションとスケジュールであると思います。昨年のオフ期間にポーランドやスペインに練習参加を頼みましたが、同様にオフでしたので。ただまだ全国リーグがないことがプレーオフ等のレギュレーションに若干影響しているためそこは他の国との違いかなとも思います。毎週試合があるわけもなければ、レギュラーシーズンで負ければ4月から8月という期間はロングバケーションになってしまいます。渡独を考えている人は時期を見極めて、時間の無駄をしないようにしましょう。

 

それではまた

 

JUO

超人見知りの自分がドイツでチームに溶け込んだ方法

JUOです

 

今日はサッカーをしに海外に来る日本人がつまづく最大のテーマの1つである、「コミュニケーション」 という事をテーマに話をしたいと思います。

この「コミュニケーション」。結構日本では軽視されがちで、「上手ければいいんだろ」という認識を持っている方も結構多いと思うのですが、海外でプレーしたいならコミュニケーションは超大事です!
高卒・大卒の選手は恐らくアマやセミプロカテゴリーから入ることが多いと思うのですが、そのレベルでは「助っ人」というより、「知らない外国人」という認識でチームに入団する事になります。

 

要するに、、

「お前何者?」

から始まるわけです。その状態から入るのですから、まずチームに溶け込み、そこで市民権を得ない事には試合云々まで事が進みません
それが原因で試合出れなくて帰ってしまう選手も全然います。せっかく海外に来てるのに本来の技量が発揮できずに帰るのは非常に勿体無いですよね。(まあそれも含めて技量なのですが)

 

なので今回は練習参加も入れて数カ国でプレーしてきた僕がチームメイトとどうコミュニケーションをとってチームに溶け込んでいったかを発表したいと思います。

 

とまあ偉そうに言ったものですが、それは僕自身チームに溶け込むということに関して、どちかと言えば上手い方だと思ってるからです。。

正直言うと僕はサッカーやフットサルは下手くそです。ビックリするほど。
ただ現在、ドイツ代表や中欧系の代表選手もプレーするフットサルドイツ1部リーグで、一応第一キーパーとしてで試合に出ています。(出始めたのここ3試合くらいですが笑)、その他にも明かに自分には技術不足だろっていう、サッカードイツ4部クラブと契約したりしてきました。多分これってコミュニケーションとかチームに溶け込む力が自分にはあって、それが監督やスタッフからチームのプラスになると評価されているからなんだと思います。まああまり聞こえは良くないですが、ボールを扱う技術とかではなく、キャラクターでやったきた選手なんです。だからこそ言えます。チームの一員になることの大切さを。そしてその為に僕が実践していた5つのことを皆さんにシェアしたいと思います。

 

ここまで読んで、「人見知りだから、キツイかも」と思った方、大丈夫です。
僕も超がつく程の「人見知り」です。大学でも顔見知りと遭遇するのが結構嫌で、気づかないフリしちゃうレベルです。初対面からギャグをかますなんてのはもってのほかです。
あと、ブログやTwitterで散々「語学できなきゃ話にならん」と偉そうに豪語している割に、そこまで高い語学力はありません。ネイティブの口語がわからない事はしょっちゅうあります。(スタッフ、選手間のやり取りは問題無くできるけど)
ただそんな自分でもチームメイトとコミュニケーションを取ってきました。決して無理することなく、ごく自然に。普通すぎて誰にでもできます、それを言葉のうまく通じない海外で出来るかってだけです。大丈夫です出来るはずです。

 

 

 

その前に、、、

海外で僕が当初理想としてきたけどこれは自分には合ってないなと思って断念した例をあげたいと思います。

 

①川崎宗則選手の様なコミュニケーションモンスターになる

海外チームに溶け込むお手本としてまず挙がるのは川崎選手ですよね。メジャーリーグという最高峰で自分だけのポジションを築き上げた、まさにコミュニケーションモンスターです笑。(僕と違い、もちろん技術も超一流!)
彼のようになることは理想だと思いますが、無理に目指す必要は無いと思います。あれは常人には出来ませんし、そこを目指して無理に自分の個性を殺すのはかえって逆効果だと思います。川崎選手は彼の元々のパーソナリティがあったからこそあのキャラクターになれたのだと思います。僕には絶対できませんし、別に無理しなくてもチームの一員になることはできるというのが僕の持論です。

 

②第一印象に全てをかける

第一印象ってとても大事ですが、シーズン通して一緒にいる関係ですからスタートで無理しても、後々自分がしんどくなるだけです。
よく日本の大学とかでも、4月めちゃくちゃ頑張る人いますけど、実際相当疲れるだろうなと思って見てます。
僕の中では人間関係は時間をかけて構築していくものだと思っているので、最初だけ面白い振る舞いとかよりは、常に自然で、たまにユーモアのある振る舞いってのが、自分にも無理なく人と良い関係が築くコツだと思っています。まあ最初の1ヶ月とかは「悪い印象は与えない様にしよう」とだけ考えています。ドイツ人は何より個性に寛容ですから、無理せず自分らしい振る舞いができれば問題ないと思います。

 

 

僕が実践した5つのこと

①愛されるキャラクターになる

②1人仲良しを作る

③行き帰りの車に乗せてもらう

④練習中や試合中はめちゃくちゃ声出す

⑤とにかく楽しむ

 

 

 

①愛されるキャラクターになる

チーム内で立ち位置を確立します。それもポジティブな方向で。その中でも以下を僕は自然体でやっていました。

笑顔で接する
とりあえず常に笑顔でいましょう、基本的にはいい奴になれます。まあ対人関係の基本だと思います。

・挨拶に+一言を入れる
これは毎度実践できてるかと言えばそうではありませんが、挨拶の際、握手だけで終わるのは寂しいので、調子とか怪我の具合を聞くと少しですがコミュニケーションが取れます。

・バカな事をする(人にギリ迷惑をかけない程度に)
面白い奴は好かれます、日本でも外国でも同じです。ただ外国の場合は面白いことのハードルが日本より低いです。この間友達の車で帰る際、冗談で「トランクに乗ってもいいよ」と言われたので、マジで乗ったら大ウケでした。日本だと「は?」ってなるようなこともこっちだと結構ウケます。あとは各国のちょっと汚い言葉をチームメイトから聞いておいて、何気ないところで使うと結構ウケます。

・感情表現を豊かに
まあこれはプレーヤーなら当たり前ですが、練習や試合中は感情表現を少しオーバーにするようにしてます。まあこれはみんなそうだからです。

・ハイタッチを大切に
僕は練習中や試合中ことあるごとにハイタッチしてます。なんか心が繋がった気がするからです。

超簡単。これをやって嫌われることはないでしょう。こいつ良い奴だなという印象は間違いなくつきます。

 

 

②1人、仲良しを作る

自信がないドイツ語を大勢の前で話すのってハードルが高いですよね。自分は日本語でも大勢の前で話すのが好きではありません。なので大勢の前はできないけど、せめて一対一や少人数の時はここぞとばかりにたくさん話すようにしています。この方法でまず1人、仲のいいチームメートを作ります。そうすると、その彼が別のチームメートと一緒にいるときに話に混ざりやすくなります。そうやって1人から輪を広げていくのです。気がつけばみんな友達みたいな感じになります。最初は無理に全員と仲良くなろうとせず、1人と仲良くなってください。ドイツで日本と違うなと思う点に、仲良しグループはあるけど、基本的に全員の仲がとてもいいです。それを利用するだけです。1人と繋れば自然と全員と繋がります。

 

③行き帰りの車に乗せてもらう

これは是非やってください。会話のチャンスが増えますし、聞くだけでもドイツ語の勉強になります。
大体チームには1人くらい近くに住んでいる選手がいます。その選手が車で来てる場合、「近くまで乗せて」と頼んでみましょう。いない場合は近くの駅まででもと頼んでみましょう。日本では憚られそうなことですが、ドイツでは相当うざい奴でなければ快く乗せてくれます。ドイツ人は「車に乗せるの大好きかよ」と思うくらい乗せてくれます。向こうから「帰り乗ってけよ」と言ってくれることも全然あります。僕は断られたことありません。2人だったらめちゃくちゃ話せますし②の「1人と仲良くなる作戦」ができます。複数だったら他の人の話も良く聞けますよね。これを1シーズン続ければ、その選手とは結構仲良くなってると思います。僕もチームでの仲良しは同じ車で来てるメンバーです。

 

④練習中・試合中は声出しまくって、主張する

大勢の前はハードル高いと言いましたが、練習中はみんなの前であろうが言いたいことは言ったほうがいいです。でなきゃ本当の信頼を得ていくのは難しいと思います。まあこれは日本でも基本でしょうが海外に来た途端出来なくなる人いますよね、僕は日常生活とかではそれができない分、せめてプレー中はやろうと決めて割り切っています。練習中は誰よりもでかい声で指示を出し、分からないところはコーチやチームメイトに聞く。違うと思ったことは違うと言う。やってみると意外とシンプルで、且つ実践できるとかなり良い方向に進みます。
現在のチームに入りたての頃、僕はコーチが怖すぎてイエスマンでした。ただある時、練習中にこれは違うかもなってところを結構ハッキリ伝えたら「なるほどな」って感じで受け入れてくれて。そこから向こうが自分に対してポジティブな声かけをしてくれたり、より積極的に意見を求めてくれようになりました。分からないですが、おそらくイエスマンよりも、意図を持っていてそれを伝えてくれる人の方が圧倒的に評価される文化なのだと思います。今考えるとチーム内の立ち位置が劇的に変わったのはそこからで、試合にも使われるようになりました。ただここで1つだけ注意して欲しいのは自分の主張もするけど、相手の主張もちゃんと受け入れなければいけないということです。後者あっての前者で、これはセットです。単純に言いたいことだけ言うというのはこちらの文化とは違うと思います。

 

⑤目の前のことをとにかく楽しむ

これ日本でも当たり前のことですけど、楽しそうな人の周りってなぜか人って寄ってきますよね。それはこっちでも一緒です。
こっちでプレーしてたり、生活してると、言葉ができなかったり、思い通りにいかないことが多くて、イライラしたり不安になって、練習行くの憂鬱になったりするんですよね。そういう時って基本的に人間関係も上手くいきません。だったらせっかく海外にいる、なれない環境でプレーしている。このことを割り切って楽しんだ方がいいです。何言ってるのか分からないとか、思い通りに指示が出せないとかそーゆうことを。そのマインドを持つだけで僕は劇的に練習であったりチームメイトと一緒にいる事が楽しくなり、普段話さなかった選手ともかなり仲良くなれました。元々好きでフットボールをやっているなら楽しむ余裕は忘れずにプレーしましょう。人間関係にも絶対活きてくるはずです。

 

 

最後に 〜それでもやっぱり語学が大事〜

僕の実践例を挙げましたが、これらはあくまで導入。これより先のステップに行く為にはやっぱり語学力がどれだけあるかだと思います。外国においてはこれが、自信を持って発言するということにも繋がってくると思いますし、言っていることを100%理解できれば信頼は圧倒的に得やすいです。だから語学力を高める努力はやめてはいけません。
逆に語学ができれば、以上で挙げたものなんて本当に必要ないと思います。目指すは上の5つを満たす事ではなくその先のさらなるコミュニケーションであるべきです。そこだけは勘違いの無いように。

 

いかがだったでしょうか、読んでの通り、書いたことに何も特別なことはありません。日本でも同じことです。結局は人と人なので大枠は変わらないと思います。むしろ日本よりも細いところを気にする人はいないので、関係構築は簡単なような気がします。いかに自然にフレンドリーになれるかが結局は重要なのじゃないでしょうか。

 

参考になったかは分かりませんが、どうか実践してみてください。

 

ではまた。

 

f:id:JUO:20200123235554j:image

ドイツフットサル1部の給料事情とそこから見えた現状〜今ドイツに来ることは正しいのか〜

JUOです。

 

最近ドイツのフットサルに興味があるという方々からお問い合わせをよく頂きます。それもプロとして将来フットサルで生活をしていきたいという方々から。その中でもよく聞かれることが、給料等の待遇面。ですので今回は現時点でドイツのトップリーグであるレギオナルリーガ中位のクラブにおいて、どの程度のサポートを受けることが出来るのかについて書こうと思います。そしてそこから見えてきたリアルの部分も今回はあえて書こうと思います。以前自分の記事においてブンデスリーガが創設されるという事で多少夢のあることを書きましたが、若干逆方向の事の内容かもしれません。「言ってること違うじゃん」となるかもしれませんが。「プロを目指す上で、『今』ドイツに来るという選択肢はどうなのかという視点」で書いています。その点を考慮して読んでいただけると有り難いです。

 

その記事

 

juo.hatenablog.com

 

 

 

その前に

以前記事でも書いたことがあるのですが、ドイツにはまだ全国リーグ(ブンデスリーガ)が存在しません。地域リーグ(レギオナルリーガ)が1部相当となり、ドイツを5地域に分け各10チームが所属します。ですので1部所属は計50チーム。1部といってもチームによってばらつきがあることは間違いなく、僕の情報が必ずしも他1部のチーム事情に該当するとは限りません。(大差はないと思いますが)
まああくまで参考程度に聞いていただけると有り難いです。ちなみに僕の所属するクラブは現行の1部リーグ創設以降、常に中位に位置しているチームですのでレベル・規模は限りなく平均レベルだと思います。

 

 

いくら貰える?

それでは具体的な金額を公開します。あくまで僕の契約内容になります。

 

・基本給 0€

・出場給 30€

・勝利給 20€(出場給に加算)

・成績に応じて +α ←まだ貰ったことない

というような感じであります。※1€=¥120程

 

基本的には出場して初めて給料が発生するのですが、僕の場合は何故かベンチ入りで給料が入ることになっています。
成績に応じてプレミアが入ると聞いたのですが、キーパーの場合それが何に適応されるのか今のところ謎なので、今度確認しておきます。ただ大きい金額ではないと思います。あと僕は滞在許可証(学生ビザ)の規定で月450€より稼げないことになっていますので、それは超えないようになっています。

ですのでMAX250€+α ≦450€です。

正直少ないと思った方もいるかもしれませんがこれが現状です。そしておそらくこの点は他クラブとそれほど違いはないと思います。先程も言いましたが、リーグにプロクラブもなければ、プロ選手もほぼいません。みんな他に仕事を持ち、その「傍ら」というかついでに」フットサルをプレーしています(若干の代表クラスの選手はしっかりやってる印象)。チームメートに元代表選手がいますが、彼も大学院まで行き、今は就職活動をしています。1部でプレーしている多くの選手の温度感もそんな感じなのです。
ただ働きながらプレーしている人や学生の自分からすれば、奨学金や仕事の給料で生活する中で好きなことをしてお小遣いが貰えるというのはとても有難いことで、貰えるだけで万々歳です。

僕のチームの給料事情はこんな状況です。ばらつきがあると先ほど書きましたが、現状のドイツフットサル界を見てこれだけは断言できるのは、「フットサルの給料だけで飯を食うのは無理」ということです。

 

 

給料以外の待遇

お金以外の待遇に関しては

・移動着    支給

・練習着    貸与

・ユニフォーム 貸与

・アウェイ移動 クラブのバス

 

というような感じです。自己負担は0です。日本のクラブよりはお金が掛からずスポーツができるのはかなりいいことだと思います。ただこれはドイツに関わらず、というかフットサルに関わらず、欧州の多くの国、多くの競技でもアマチュアのクラブはこのような待遇を受けることが出来ると思うので、こちらでは特別に良い条件ではないと思います。

日本のアマチュアではユニフォーム、練習着は買わされるから個人負担大きくなりますけど、あれをクラブからの貸与という形で負担を無くせば、競技人口もっと増えるのになあとよく思っています。

 

 

サッカーと比較

それではドイツのサッカーと比較してみたいと思います。
ちょうど昨日偶然のご縁でサッカーチームに誘って貰ったのですが、その際にざっくりと聞いた条件は、、

 

・Kreisoberliga(確か8部)所属

・毎週出場→300€

で、

僕が4年前に所属していたWaldhof MannheimのBチーム(7部)は、僕の場合は(具体的にはかなり忘れた)、

・出場給   60€程

・勝利給   忘れたけど結構あった

・成績に応じて+α

 

これに所属歴や年数によって貰える額がプラスされていき、600€以上貰っているチームメートも余裕でいました。 
このクラブはトップチームの多くがプロ選手でその兼ね合いもあってセカンドチームにも色んな契約内容があった特殊なクラブですが、僕の底辺契約でもこんな感じでした。


金銭以外の面に関しても上記程度の待遇はサッカーなら基本的には有ります。

正直8部リーグは余程のことがなれば誰でも入団可能ですし他にも同じレベルでもっと貰えるクラブは有ります。
ちなみに同じレギオナルリーガ(地域リーグ)はサッカーでは4部に相当しますが、サッカーの4部であれば、基本的に生活可能な給料は貰えます。(若干の収入差はある)

 

比べてもどうしようもないのですが、要するに僕がここで言いたいのは

 

「ドイツに来てサッカーで生活したい!」→簡単な話ではないがまあ納得できる

「ドイツに来てフットサルで生活したい!」→現状は厳しいかな

 

って事です。サッカーなら生活するという目標は叶えられますが、フットサルにおいてはてっぺんに来ても現状それだけで生活は成り立ちません。

 

 

 

ブンデスリーガが出来たら変わるのでは???

「でもブンデスリーガが出来たら変わるんじゃないの?」多分皆さんそう思っているでしょう。ブンデスリーガに関しては以前記事に書きました。夢のありそうな書き方をしましたが、具体的にどのように環境改善が行われるかに関しては

 

「正直分からない」

 

としか言えないのが現状です。DFBから具体的にどのような条件でプロ化をするかなんてまだ発表されていませんから。(見てないだけかもしれないので見たら即記事にします)
つまり現段階では不確定要素が多すぎるが故に、僕としても適当なことは言えないということで、現状「プロになりたいからフットサルで渡独したい」という人には「難しくないですか」というスタンスをとる事にしてるのです。

 

あと勘違いしてはいけないのが

プロリーグができる=そこでプレーすれば必ず飯が食える

というわけではありません。これも予測でしかありませんがある程度自信を持って言えます。
というのも似た様な事例として、ビーチサッカーが挙げられます。ビーチサッカーは数年前にブンデスリーガができました。ですが金銭面で劇的に待遇改善がされたクラブはほとんどありませんでした。僕の所属クラブはビーチサッカーチームも持っていて代表選手が4人いる強豪ですが、今でも給料は無しです。ブンデスリーガが出来たとはいえ、マイナースポーツにおいてこのような事例は起き得るのです。そしてドイツフットサル界にて感じるのはドイツにおいてフットサルはまだまだマイナーということです。だからこそ、現段階では、分かるまで慎重に情報を待つべきだと言いたいのです。

 

 

 

まとめ

まとめると、、

 

ドイツのフットサルは

「飯が食えるほど貰える環境にない!今後も未定!!」

 

という事になります。

 

現状を考えるとプロになるためには難しい環境です。
中にはお金が貰えればそれでプロという認識もあり、それで満足できるのであれば今来るのもいいかもしれません。
ただ僕の個人的な見解ではその事が収入の主として、生活が成り立って初めてプロと呼べると思っています。
でないと、とりわけサッカーやフットサルの海外挑戦においては、お小遣い程度のお金を貰っただけで満足し、勘違いすることによって中途半端な結果に繋がりかねないと僕自身考えているからです。その意味を分かった上でプロになるために本当に必要な選択肢が「『今』何もない段階のドイツに来る事なのか」は考えた方がいいのかなと思います。
決して「来るな」と言っているのではありません。「数年内にプロチームがボコボコできる!」と信じて今来て、文化や生活に慣れ、語学力を上げておくというという判断もありだと思います。ただそれは何もわからない今では同時に大きすぎるリスクを背負う事にもなるということが言いたいのです。


各々考えはあると思うし、僕の考えが正しいなんてことは無いですが、実際ドイツフットサルに身を置き、様々な方からご相談を受けいく中で感じるものがあったので思い切って書いてみました。

今後プロを目指しに渡独を考えている人がいたら是非参考にしてみてください。

 

ではまた

JUO

ポーランドで色々考えた話 ※エージェント無しで練習参加情報あり

こんにちはJUOです

 

一昨日の練習後の車中トークでチームメイトとドイツにおける外国人について話をしたところから、ホロコーストについて話が及びました。「そういえば過去にポーランドを訪れて、その際にアウシュビッツを訪れた経験あったな」と思って過去を回想していたところ、ポーランドのサッカー事情とか、当時考えていたこと、感じた事など色々蘇ってきたので、忘れないうちに書いておこうと思います。20歳の時ポーランドのクラブに短期で練習参加しに行ったお話です。約3年程前の話になるので、今とは少し違う情報もあるかもしれませんがおおめに見てください。

 

 

 

ポーランドへ

ポーランドのクラクフという街を選びました。理由は個人的に中欧や東欧に以前から興味があり、今日に至るまでドイツと非常に深い関わりを持つ歴史的にも面白さを感じたからです。あとはなんといっても世界的に有名なGKがこの国は多数排出されているということで、是非一度そのトレーニングを体感してみたい!という気持ちが強かったからです。
ワルシャワも有名ですが歴史といえばクラクフ。アマチュアサッカークラブの練習は基本的には夜だけで、サッカー以外に何を学ぶかも僕にとっては非常に重要な海外渡航のポイントですのでクラクフで2週間トレーニングをすることに決めました。

 

 

渡航前の準備

僕はエージェントを雇うお金は持ってないので、1人でチーム探しと交渉を行います。そっちの方が断然安上がりですし、行動に制限も掛からなさそうなので。
まずはインターネットでチーム探し。大体欧州の国は下部リーグでもチーム一覧や順位表、日程が載ったサイトみたいなものが存在します。本当に便利な時代です、クラクフだけで多くのチームがヒットしました。レベルもそれぞれで、その中でも何チームかをピックアップし英語又はポーランド語でメール(ポーランド人の友達に助けてもらいました)しました。4〜5チーム程。
その中で4部と6部のクラブからは返信が来てアポが取れました。
まあその後はグラウンドの場所等を必要情報を調べるような流れでした。これで大体渡航2週間前くらいです。航空券、ホテルはもちろん取っていました。

 

 

クラクフの街

正直この記事の読者にとってはどうでもいい情報かなと思いますが、せっかく行ったのでザックリと紹介。
クラクフはワルシャワから電車で2時間半程の街でかつての首都、歴史の街であります。日本で言うと京都ですね。「古都」って感じで、完全な観光地です。治安も良くて物価も安い(通貨はズロチ)、んでもって本当に雰囲気が良い。過去に訪れた街の中で、多分一位です。最高の街です。中心街やお城は言うまでも無く趣がありますが、元々ポーランドは欧州内において最もユダヤ人が暮らしていた国ということもありその中でかつてユダヤ人が集まり暮らしていたカジェミシェ地区はポーランドの中で独自の生活スタイルや文化を築いたホロコースト以前のユダヤ人の暮らしを垣間見ることができる貴重な場なのでとてもお勧めします。まあ今はカフェとかが沢山あるオシャレな若者の場所という認識も強いらしいですが笑。

 

f:id:JUO:20200109203327j:image

 

 

トレーニング

 

本題、練習参加を快く受け入れてくださった、2チームを紹介します。

 

KS Clepardia (4部)

4部所属のクラブで、アマチュア〜セミプロといったような感じでしょうか。給料をもらっている選手もいました。
クラブハウス横のピッチは試合用で、そこから少し離れた場所に練習場があるというような感じでした。
練習日:週3くらい

 

f:id:JUO:20200104225542j:image

 

 

奥がクラブハウス
中は広く、運営のための部署も設けられていました。トロフィーなんかも合ったりしたので、昔はそれなりに強かったのかも知れません。

※内部の写真は念のため非公開にします。

練習は1時間半ほどでみっちりと濃い内容をこなした印象です。(GKは別なのでフィールドはあまり覚えていません)
施設が立派であったり、選手の意識や監督の指導など組織としてかなりオーガナイズされた団体であるなという印象を受けました。

 

 

KS Podgorze (6部)

施設等、完全にアマチュアクラブといった感じでした。(それでもちゃんとクラブハウス等は有ります)
給料は無しで、練習着等は持ち寄り。ピッチの半面を使って、シュートとゲーム形式メインの練習でした。練習時間は19時開始ですが選手が集まり出すのが19時20分以降みたいな緩いクラブでした笑
ただ練習自体の雰囲気はかなりよくて、オフザピッチでも仲良く気軽に話しかけてくれるとても良いチームでした。

 

f:id:JUO:20200104231930j:image

 

ポーランドの下部リーグの印象

実際試合に出てきたわけではありませんが、トレーニングを通じて思ったのはプレー内にフィジカルの要素が非常に強いなと感じました。
ポーランドの選手はとにかく体が大きい。球際はかなり強く来ますし、選手も足元の技術よりはフィジカルでプレーする選手が多かった印象です。GKはもちろん大きいです。それに加えて4部のチームでは非常に技術が高い。ゴールを守る技術だけでなく、空間を守る技術も兼ね備えていてバランスの良いキーパーが多かったです。伝統的に良いGKが育っている国とだけあって、育成方法もしっかりとしているのかも知れません。流石に2週間だけじゃ「なぜか?」の部分までは分かりませんでしたが笑

 

費用

ざっとまとめます

航空券    約¥70000

宿泊(アパート) 約¥25000

交通費    約¥10000

食費・観光  約¥35000

練習参加費   ¥0

合計     約¥140000

物価がとにかく安いです、食費も観光もとにかく安上がりです。宿泊も高くないところに泊まればかなりセーブ出来ます。
練習参加費はエージェントを通しないのでもちろんゼロです。このレベルで15万円以内に抑えれたのはかなり満足しています。
普通の旅行でも2週間15万は半端なく安いと思います。

 

 

番外編 〜アウシュビッツ 共生を考える〜

共生を考える

僕がフットボールをする1つのテーマであり、今回のポーランド滞在はそのことについて考えるという目的でもありました。
そんな自分がこのポーランドの滞在でどうしても訪れたかった場所「アウシュビッツ強制収容所」。人類の歴史の中で最も残酷なことが行われた場所です。ここに来ずして未来の共生というものが語れるはずがないと思い、「学び、繋げる」という思いで訪れました。
訪れて率直に感じたことは「人の弱さと」「知らないことの怖さ」です。当時のドイツは第一次世界大戦の賠償に追われ、大変疲弊した国でした。そんな状況下で生まれたヒトラーは、国民の手で合法的に選ばれた指導者でありました。そして彼により敵とみなされたユダヤ人を大衆は何も知らず迫害へと追い込みます。ヘイトスピーチや報道が偏見を生み大虐殺を生んでしまったのです。自身らの状況が悪い時、共通の敵を作ろうとしたことも人の弱さから生まれたものであり、それが迫害を後押ししてしまったのでしょう。
この事は現在のヨーロッパのが抱える問題や置かれた状況にも非常につながってくると思います。ドイツだけでなくヨーロッパでは移民や難民をめぐる議論が後を立ちません。「いかに共生をしていくのか」が非常に大きなテーマの1つとなっています。
日本だって関係のない話ではないのです。社会の中には都合が悪いという理由で、いないことにされ、その存在を無視され続けている人が多数います。そんな人たちと共生していくことがこれからの未来なのです。僕は日本人は排他主義や差別主義者では無いが、知らなすぎる人たちであると思っています。ただ今後の共生を考える上で知らないということはその促進を止めてしまう大きな要素であります。だからこそ、一度この歴史をに立ち返り、各々が「知ろうとする勇気」を持つ必要があります。そして各個人が「繋ぐ」という意識を持ち、前に進んでいかなければいけないのだと、改めて考えさせられました。

 

サッカーを理由にポーランドに来られる方も是非ここには来て欲しいです。そして写真をバシャバシャ撮るのではなく、五感をフル活用し多くを感じて、考えて欲しいと思います。(偉そうにすいません)

 

f:id:JUO:20200104235857j:image

 

 

最後に

このポーランドの滞在では単なるサッカーのスキルアップの他に、フットボールを通じて交流した友人から、地元の文化や暮らしなんかも教えてもらい非常に有意義な滞在になりました。今でも連絡を取り合い、「いつでもトレーニングに来いよ」と誘ってくれる大切な友人もできました。やはりそこに今回の滞在の大きな意義があったのではないかなと思っています。
知らないアジア人が海を超えてたった1人でクラブハウスを訪ねる事は一見奇妙な事でしかないですが、面白いと思ってくれる人も沢山いますし、結局一緒にサッカーしたら仲良しなんですよね。そこで広がる輪がものすごく価値のあるもので意義があるということを今回の滞在で学ぶことができました。そのスポーツを通じて得た感覚を最後に書いた「知ろうとする勇気」みたいなものに繋げることができれば、面白いものができるんじゃないかなって思っています。
まあまとめると、やっぱりフットボールは面白い!こんな感じの滞在でした笑

 

 

 

 

 

 

2020年VALER TOKYOが始動します!

あけましておめでとうございますJUOです

 

以前ツイッターで報告させていただいた僕が代表を務めるロービジョンフットサルクラブCLUB VALER TOKYO今年2020年より本格的に始動します!ですので今回はクラブ概要やクラブ立ち上げの経緯、そしてクラブの今後について簡単に書きたいと思います。

 

  

 

 

クラブ概要

 

チーム名:CLUB VALER TOKYO(クラブバレールトウキョウ)

活動場所:東京都全域(主に世田谷区)

競技種目:ロービジョンフットサル ※随時他種目設立予定

設立:2020年1月

 

f:id:JUO:20200102053528j:image

 

 

 

クラブのコンセプト

 

コンセプトはクラブ名"VALER"(スペイン語で価値の意味)にある通り「世界一価値のあるクラブ」になります。

我々の言う世界一の価値とは、スポーツクラブとしての

1.競技性

2.公共性

における両立を意味します。

すなわち、スポーツクラブとして競技力向上に努めることはもちろんですが、それと両立して社会の中のスポーツクラブとして、スポーツを通じてよりよい社会創造実現に貢献していくことが本来の価値であるという事です。

 

具体的に取り組んでいくこととして、クラブ理念には以下を盛り込みました。

 

1.共生社会の実現
→年齢、性別、国籍、障害の有無に関わらず誰もがその個性を価値として楽しみ、活躍できる社会を実現する。

2.教育活動の推進
→これからの未来を担う世代への社会教育、グローバル人材育成を行う。

3.生涯スポーツの提供
→全ての人に生涯スポーツに携わる機会を提供し、健康活動を推進する。

4.地域活性化
→クラブが地域におけるプラットフォームとなり、活性化を目指す

 

以上の達成を目指すことが我々のクラブ価値であると考えています。

 

 

 

 

立ち上げの経緯

 

実は高校卒業後、ドイツでサッカーのプレイヤーをしていました。一応周りにプロ選手もいる環境でしたので、サッカーの技術的な衝撃も受けたのですが、そこでは何よりもサッカーを通じて今まで自分が全く知ろうともしなかった人達や世界と関わりを持ち、興味を抱くようになったことに一番の面白さを感じていました。
特に僕がいた当時、ドイツでは難民・テロ・排他主義というものが社会の中の大きなテーマとなり大論争を巻き起こしていました。
欧州各地でテロ行為が起きたことから極右と言われる政党が台頭してきたのもこの時期からです。
そんな社会状況の中、他者を知り、強いつながりを構築することで軋轢を減らしていく事は物凄く大切で、「フットボールってその一役を担えるのでは?」と思ったわけです。そんな社会状況が後押しもして当時の自分はフットボールの公共性というものに関心を持つようになりました。そして「フットボールでつながる」をテーマに活動をすることにしました。
その為にはフットボール以外の知識や社会について学ぶ必要もあると感じたので進学し、それと同時進行で様々な国でフットボールをツールとしてその国の文化や人に触れるということをしました。金銭や勉強との両立の関係で2〜3年程のみしか行えなかった活動でしたが、僕の中でフットボールというものの本質的な価値が形成された活動でした。
そんな中、2018年の夏にロービジョンフットサルという競技に出会います。今まで知らずに生きてきた障がいについて、「フットボールを通じればドイツにいた時のように興味関心を抱き知ることができるのでは」と思ったことがきっかけです。そこから約1年半日本代表に呼ばれ代表選手として活動していく中で、まだまだですが障がいというものに関して多くを学び、関心を抱くようになりました。そしてそれと同時に日本の共生社会への取り組みの遅れというものもより感じるようになりました。
障がい者との共生はもちろん、勉学を通じて外国人、男女平等、年齢などありとあらゆる面で共生が遅れているとも感じました。この時に自分のようにスポーツをツールにすることで多くの人が理解しあえる社会づくりが進むのではと思い、「ならば多くの人が参加できるスポーツクラブを作ろう。」とクラブを創設することを決めます。
パラスポーツは本来障がい者だけではなく誰でも楽しめるものであることや、その中でもまだマイナーなロービジョンフットサルはより多くの人が入ってくる余地のあるスポーツであるということ、そして自分が代表選手でタイミングも合ったということでロービジョンフットサルをはじめに立ち上げをすることにしました。

 

 

 

クラブの今後

 

まずはロービジョンフットサルのみですが、まずはここにしっかりとコミットメントしていきたいと考えています。
日本代表強化に繋がる国内リーグの発展、競技普及、人材育成は行っていきつつ、もちろん社会貢献活動地域活性イベント等も積極的に行っていきたいと思っています。特に今年は5月の全日本選手権、同9月開幕の東日本リーグ出場そして夏に開幕するオリパラを通じた共生社会啓発イベントに注力していきます。来年、再来年以降には世界一を目指すクラブということで、各国のロービジョンフットサルクラブを招待しての試合も考えています。パラスポーツという比較的新しいスポーツ文化からクラブ単位で世界を目指すことは非常に社会にとっても意義のあることだと考えていますし、このクラブからパラリンピック以降のパラスポーツのムーヴメントが起こせればと考えています。

その後のクラブ展開としては僕の構想ではドイツ的なSV(Sport Verein)=総合型スポーツクラブです。パラ競技を中心に競技数を増やし、地域の大きなスポーツクラブとして機能していくことを目標にしようと考えています。
誰でも関われる、ここで皆がスポーツをツールに成長できる。そんな場所にしていきたいですし、それがスポーツクラブのあるべき姿だと考えています。

 

その他細かいクラブ構想は考えていますがざっくりとこんな感じです。

 

 

最後に

 

ほぼ書き殴った状態ですがクラブについて書きました。(僕の内容がほとんどですが、)
僕の想いは綴りましたが、立ち上げに携わったくれたメンバーそれぞれにも各々の想いがあります。そして今後クラブを一緒に作ってくださる多くの方々にも想いがあることでしょう。そんな人達皆が、このクラブに関わっていてよかったと思えるクラブにしていければ最高です。皆さまと一緒に素晴らしいクラブを作っていけたらと思っていますので、CLUB VALER TOKYOをどうかよろしくお願い致します。

 

f:id:JUO:20200102060727j:image

 

JUO

世界選手権を終えて

こんにちはJUOです

 

先日GKとして出場したロービジョンフットサル(弱視向けフットサル)世界選手権について忘れないうちに書こうと思います。是非一読をお願いします。

 

 

ロービジョンフットサルとは

 

まず初めに、知らない人のためにロービジョンフットサルについて簡単に説明したいと思います。ロービジョンフットサルとはその名通り、ロービジョン(弱視)のプレイヤーがプレーするフットサルであります。(GKは健常者もプレー可能)
ルールは同じ視覚障がい者フットボールであるブラインドサッカーとは違い、目隠し無しボールは音が鳴らないという点にあります。要は見えずらい選手が、持てる視力を使い、互いに死角を補い合うという競技です。その他ルールもほとんど通常のフットサルとは変わりません。
さらに詳しく知りたい方は以下の記事にてロービジョンフットサルについて、過去にまとめたのでご覧ください。

note.com

 

 

大会概要

 

ロービジョンフットサルの世界大会は二年に一度、主催はIBSA(国際ブラインドスポーツ協会)となります。今回はトルコをホスト国に、12月4日~15日の10日に渡りアンタルヤにて大会が行われました。
参加国はトルコ、ウクライナ、ロシア、イングランド、イタリア、スペイン、日本の7か国、以下スケジュールになります。

 

大会スケジュール

12月4日 公式到着日

   5日 クラス分け、公式練習

   6日 公式練習

7~13日 総当たりリーグ戦

  14日 順位決定戦、閉会式、クロージングセレモニー

  15日 出発日

 

という感じです。中でもこの競技を象徴するのは2日目に行われたクラス分け(クラシフィケーション)ではないでしょうか。視覚障がいにもクラスがあり、ロービジョンフットサルはB2又はB3クラスが対象のスポーツです。(詳細は以上の記事参照)
公平を期すために、大会前は必ず視力検査が行われます。

 

ほぼ連戦ということで日程には苦しみましたが、その他の点(素晴らしいアリーナ、FIFA国際大会での経験もある審判、宿泊施設や提供される食事やサポート等)では非常によくオーガナイズされた大会であったと思います。

 

f:id:JUO:20191226015557j:plain

 

 

大会結果

 

日本代表は合計6試合を戦いました以下結果です。(日程順)

 

vs トルコ  3-5●

vs ロシア  1-3●

vs イタリア  3-4●

vs イングランド 2-6●

vs スペイン 1-5●

vs ウクライナ 0-6●

 

ベスト4を目指し挑んだ今大会でしたが、結果的には全敗でした。今年5月のスペイン遠征でかなり近づいたと思った世界との距離も遠く感じる結果となりました。

 

個人的には後半からすべての試合に出場するも立ち上がりに失点することが多く、課題が多く出た大会でもありました。

 

f:id:JUO:20191226015804j:plain

 

 

世界との差

 

とにかく世界との差を感じた今大会。その差は大きく2つかなと思います。

一つ目は個のスキル

これは見え加減にもよるので一概に言えないのですが、これは圧倒的に世界が上です。フィジカル、技術、メンタル、すべてにおいて差は顕著でした。
B2/B3クラスは認知が重要なフットボールにおいてはプレーがかなり難しくなるレベルですが、ダイレクトプレーや浮き球のボール処理を海外選手は難なく行えてしまうのです。かなりの差ですが、これをスタンダードに各個人が向上に努めていく必要があると感じました。GKも決して例外ではなく、技術はもちろん試合の中で止めるべき時に止めるということに関しては世界の選手は一段上かなと感じました。

 

二つ目はロービジョンフットサルという競技自体の成熟度

技術に関しては各個人が努力するという点に尽きますが、それと比べてこのことに関しては正直果てしない差を感じました。そして自分たちだけではもはやどうにもできない問題なのかとさえ思ってしまっています。
はっきり言ってしまうと、競技人口が足りない、クラブチームは超少ない、といった普及の問題なのですが、単純なロービジョンフットサルの普及だけではなく、そもそも障がいを持つ人々がスポーツをする環境が多くない、というか健常者もスポーツに触れる機会も少ないという日本のスポーツ普及の現状にまでさかのぼらなければいけない問題であるからです。

数字を観れば一目瞭然ですが、日本のロービジョンフットサルクラブ数は現在たったの3チームです。※2019年12月現在

これがFAの管轄内にあるイングランドのロービジョンフットサルは10チームでリーグ運営も非常に組織されています。スペインサッカー協会の管轄にあるスペインのロービジョンフットサルは実に20チームで二部構成のリーグ。
その他の国々も非常に組織された国内リーグを持っていて健全な競争が日々行われています。

つまりロービジョンフットサルというスポーツ、ひいてはフットボールというものが誰にでも開かれたものであることから、絶えず競技者が生まれ、その中でタレントが常に出てくる仕組みを持っているのです。

この差をどう埋めていくべきか、本当に難題だなと思っています。日本のロービジョン発展は本当に長く時間のかかる作業で、社会のスポーツへの認識というものも追いついてこなければいけない問題なのだなと感じています。


 

大会を終えて

 

繋ぐ」ということが今大会のテーマでしたが、本当にこの火は消してはいけないんだと実感しました。だからこそとにかく目に見える結果が欲しかった大会でもありました。とても悔しいです。負けたことが、自身の技量が足りなかったことが。
その思いを胸に来年すぐに再開するドイツでのリーグ戦に思いをぶつけ、向上していきたいと思います。
そして来年僕は帰国しロービジョンフットサルクラブを立ち上げます。ロービジョンフットサルという競技を発展させるためです。何年かかるかわからない程果てしない道のりですが少しずつ「未来に繋ぐ」そんな活動ができたらと考えています。

最後に、本大会は皆様から頂いた寄付金のおかげで出場が叶いました。今回寄付活動にご協力いただいた方々、日頃からロービジョンフットサルに関わって下さる方々本当にありがとうございます。今回、結果という形でお礼ができなかったこと、非常に申し訳なく思います。この悔しさをバネに今後の活動により一層邁進して参りたいと思いますので今後とも応援の程宜しくお願い致します。

 

加渡主悟

 

f:id:JUO:20191226015709j:plain