JUOのブログ

ドイツのフットサルやサッカー情報、視覚障害者スポーツロービジョンフットサル日本代表としての活動など、自分が普段関わるスポーツに関して書きます。留学情報や趣味のアメフト観戦についてもたまに

突然上手く喋れなくなった話。心理的原因?

こんにちは

 

この間、友達との会話の中で発声障がいに関する話題が出ました。
そこまでほとんど意識もしたことも無いことでしたが、ふと考えてみると、昨年のある期間に、喋ろうとすると、“口が思うように動かなくなって言葉が詰まって全然喋れない” みたいな現象が頻発した時期がありました。
今でもなんだったかよくわかりませんし、当時もさほど気にしていなく、それ以降は全く起きていません。ただ今思い返してみると、原因として、いくつか心当たりがあるのでここに書こうと思いました。(真相は定かではないですが)
スポーツ選手の鬱なども大きな問題になっている昨今。同様の経験をした事があるという方や悩んでいる方のお力になれればと思います。読んでみて何か知っているという方がいらっしゃいましたらご連絡頂けると有難いです。

 

 

昨年の10〜11月くらいに起きた

初めに起こったのは。去年の10〜11月で、当時はドイツに住んでいたのですがロービジョンフットサル日本代表の国内合宿で帰国する機会が何度かありました。当時は世界選手権のための出場資金を集めている最中で、合宿では通常のミーティングに加えて、選手だけの資金に関する話し合いというのがありました。そこは選手各々がこの活動への意見だったりをかなり正直に言っていく場だったんですけど、いつも通り僕も発言しようとした途端、口が動かなくて全然声が出ないっていう現象が起きたんですよ。一瞬、あれ?って感じだったんですけど、特に気にすることもなくその時は過ぎました。ミーティングが終わってチームメイトと喋る際は全く問題が無かったです。でもそれ以降も代表で帰国してミーティングの時は何故か同様の現象が起きました。何故か口が「アグアグ」して頭の中がぼーっとして思うように動かないんですよ。ただ気にしなさすぎ人間の自分は「なんでだろう」と一瞬思うだけで深く考えることはありませんでした。笑
というのもドイツ語でチームメイトや友達と喋る時は全く起きなく、普段ドイツで生活していた僕は生活でその症状が出ることがほとんど無かったからだと思います。とにかく日本代表の場のみで起きていました。

 

改めて理由を考える

個人的には理由は当時の心理状態にあった気がします。頑張ってたアピールでは全くないんですけど、当時物凄く必死にだったんですよ。いろんなことに。必死過ぎて正直あまり覚えていないんですが、思い返してみると実際は相当なストレスと闘ってたと思います。
箇条書きにすると

・8月末くらいから世界選手権の募金活動が始まって、色んな知り合いに声をかけては断られるみたいな日々だった。(断った人は全く悪くない笑)

→ドイツから日本の友人に声掛けてたから、直接会って熱量を伝えることもできず、思うような結果が出なかった。(半分縁切れた人とかもいた)
→日本時間に合わせなくちゃいけなくて、尚且つトレーニング時間も捻出しなくちゃいけなかったので毎日4時起き。

・代表合宿参加はほぼ実費負担なので支出がエグかった。

・おまけに出席も減るから大学単位も微妙で給付奨学金を返還しなければいけない可能性もあった

・そこまでして参加した代表でも大会メンバーに落選する可能性が十分にあった(←これは当たり前だけど)

→この心理状況でいいプレーができるわけもなく毎合宿納得せず終了。

・合宿終了後は速攻ドイツに帰ってその日の授業に出て、夜クラブの練習に参加(帰宅0時)。

→練習中の記憶ほぼ無い笑

・クラブでも試合出れない

って感じでした。超楽観主義の自分なので、やってた当時は一応シンドイとは感じたけど、寝たら次の日もう忘れてるみたいな感じだったので全然気にするまでもないみたいな感じでした笑。むしろ話のネタにできんじゃんぐらいの感じで、武勇伝にする気満々でした。

ただこうやって振り返ってみると知らずのうちに精神的にありえない負荷がかかってたのに加えて体力的にも相当シンドイことしてた気がします。日独間は合計4回往復しました。時差7時間の片道トランジット込みで16時間くらいです。笑

科学的根拠は無い勝手な個人的な推測でしか無いですが、おそらくこのあり得ない程のストレス生活が原因だったのではないかと思っています。

 

どう治ったか

そもそもあまり気にしていたことでは無かったので、どう治ったかも正直心当たりもありませんが、12月以降に物事が物凄く上手く運ぶようになりました。世界選手権は無事メンバー入りもしましたし(結果は散々でしたが)、ドイツでは勉強も順調で、フットサルの州選抜にも呼ばれ、所属クラブでも試合に出るようになりチームも途端に調子が良くなりました。周りからもよいしょよいしょされていい思い出ばっかりです笑。なのでかは分かりませんが、10、11月時に抱えてた悩みって全部無くなっていて、それ以降は今日まで似たようなことは一度も起きていません。だからやっぱり心理的な事が原因なのかなと思います。僕の場合は楽観的な性格とたまたまの幸運のおかげで特に悩むこともなく今に至りますが、もし「そんなに上手くいってなかったら」と今では思ったりもします。

 

何が言いたいか

結局何がいいかと言うと、別に自分が頑張ってた自慢がしたいとかそーゆうのではくて、心理的ストレスって、気になっていなくても負荷としては実際結構かかってて、それって限界超えると体になんらかの異常をきたす、そしてそれはストレス耐性があったり、自分のような超気にしない人間にも全然起こりうるのではないかと言うことです。(そもそもこの症状が起こった原因がこの期間のハードさに由来するかは未だ謎ですが。)多分この記事読んで、同様の経験したことあるって人結構いると思うんですよね。スポーツ現場では鬱が深刻な問題になってたりもするじゃないですか。

別にこの話にオチがあるわけじゃないんですけど、これを機に思ったのは、スポーツ現場然り、ありとあらゆる場所に心理的なケアをする人材をもっと動員したり、しんどい事を相談をするハードルをもっと下げたりと、環境をもっと整えていかなければいけないんだと思いました。(他の国はどうか知らないですけど、日本ってそーゆう相談しようとするとなんか馬鹿にされません?笑)
それと同時に各々が自身のメンタルケアという事にもっと目を向けて生活を見直したり、本当にしんどいことからは逃げてもいい雰囲気づくりを社会としてしていく必要があるんだなと思いました。

 

って言う話です笑

 

僕自身、推測だけで書いたので、何かわかる方がいたら是非教えて欲しいです。

それと同時に同様の経験をした方のお力に少しでもなれればと思いました。何かできる事があればご連絡ください!

 

JUO