JUOのブログ

ドイツのフットサルやサッカー情報、視覚障害者スポーツロービジョンフットサル日本代表としての活動など、自分が普段関わるスポーツに関して書きます。留学情報や趣味のアメフト観戦についてもたまに

【練習参加】オーストリア5部リーグ練習参加体験記Vol.2練習参加

前回ではウィーンで、実際にウィーンでどのようにチームを探したかの経緯について話しましたが今回はチームに参加してみて、どうだったかという点にも触れていきたいと思います。

 

▼第一回記事はこちら▼

juo.hatenablog.com

 

 

NAC Nußdorfer AC

実際に2週間ほど練習に参加したクラブです。ウィーン北部のNußdorfに本拠地を構えるクラブです。音楽が好きな方は「ハイリゲンシュタット」という地名をご存知かなと思いますが、かの有名なベートーヴェンが書いた「ハイリゲンシュタットの遺書」のハイリゲンシュタットが隣ある地域です。ウィーン観光で行く人もいるベートーヴェンハウスが練習場からすぐの場所にありました。
実際の練習は曜日はほぼ忘れましたが、週3回+週末試合というようなスケジュールでした。所属選手は20名ほどで5部ということで選手のレベルもまちまち。(まあその辺はどうでも良いのですが)
グラウンドは人工芝コート一面、あとはテニスコートとクラブハウスと飲み屋みたいな感じでした。僕の愛するThe街クラブというような感じで、地元の多くの方々との交流のあるクラブでした。

トレーニング開始

練習内容もほぼ忘れたのですが、5部でしたがGKコーチがいたので専門的な練習ができたのはよかったです。ユースの選手サテライトの選手も併せて4人のキーパーで練習。これが中々ハードでした。特にハイボールの練習は、オーストリアの巨人GKたちと競り合うということで勝ち目ないじゃん!って感じだったの覚えています。
あとは監督も混ざってゲームをして終わり。って感じでした。
とにかくボールを欲しがる選手が多いチームでした。練習も盛り上がってロッカールームでしっかり騒いでみんな帰る。良いチームでした。

サッカーの特徴とかは詳しく覚えてないですが、まあフィジカル重視で強烈シュートが飛んでくるというような印象です。

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まあ楽しい期間でした。ドイツ語が少しできたというのもあり、コミュニケーションが円滑に取れると輪に入るのも早いなと当たり前ですが実感できました。
これから三年たった今もドイツ語はペーペーですが勉強して、またみんなに会いにいきたいです。それくらい楽しく、素晴らしい仲間ができました。

 

今日はこの辺で、今回書ききれなかったウィーン観光についてはまた次回で。
個人的にウィーンは大好きな街になり、この翌年も観光に訪れるほど気に入っています。次回はフットボールよりも内容盛りだくさんになりそうなので、ぜひお楽しみに。

それでは

 

【練習参加】オーストリア5部リーグ練習参加体験記Vol.1チーム探し編

しばらく更新を怠っていましたが、これから定期的に何かしら情報発信していければと思い、再開しました。
今回は僕自身が大学2年生?1年の時に行ったオーストリアはウィーンのサッカークラブでの経験を2回に分けて綴ります。今回Vol.1ではチーム探し編ということでお送りしたいと思います。4年ほど前の出来事なので記憶が朧げですが、参考までにどうぞ

 

ウィーンへ

さあいざウィーンへ!確か3月の時期でした。航空会社はカタール航空。
ハンガリーにinして数日遊んだ後に、ウィーンでフットボールという流れでした。ハンガリー旅行記に関しては後日また別記事で上げたいと思います。ブダペストからは電車旅行だったのですが、写真一枚もとってない当時の自分何してんだって感じです。
ただウィーン行きのチケットは駅の窓口でドイツ語で取った記憶。まあいいや。
そもそもなぜオーストリア、そしてウィーンを選んだのかというとこれまた理由がありまして。実は知り合いにウィーンの音大に通う、日本では有名なチューバ演奏者がいまして、彼と日本で知り合った際に、「ぜひウィーンに遊びにおいで」という言葉を頂き、当時の私は間に受け、本当に遊びにいき、家にまで泊めてもらい(10日間も)、サッカーして帰って酒を飲んでをしていました。ごめんなさい。。
まあそんな感じで拠点を作りチームを探して足を運んで交渉開始!というような流れでした。

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地下鉄の時刻表申し訳程度に貼っておきます

交渉はもちろんドイツ語

「ウィーンでサッカーチームを探そう!」それまではポーランド、南米、と言語的にちんぷんかんぷんでチーム探しに苦労しましたが、オーストリアはドイツ語圏!ドイツ語がちょっとできる自分はにとってはどんどん情報収集が進み、しかも「ウィーンチーム多すぎ!」って感じでワクワクでした。ちなみオーストリアは非常に整備されたフットボールサイトがあり、そこで国内下部リーグ情報も配信してるのでチームを探すのは比較的用意かなという印象です。

Liga portal URLはこちら

そんなこんなで数チームをピックアップし、いざグラウンドへアタック。僕は他の方法をあまり使ったことないですが、正直グラウンドアタックが海外下部リーグ訪問において最も効果的に練習参加及び入団できる方法であると思っています。
ふたつにクラブをピックアップ。一つ目はオーストリアでは超古豪、オーストリア最古のサッカーチーム「Vienna FC」現時点でオーストリア4部一位なので多分昇格しますね今年。当時は5部でした。ただ5部とは思えないほどの施設のクラブ!是非練習参加したいと思い、練習場前で1時間半は待ちました。
そこでトップチームコーチが現れ交渉開始。。。
も答えはNO。個人的にも思いがうまく伝わらず、3月のオーストリアの寒さがより一層厳しく感じました。
まあ気にせずその日のうちに2チーム目、これコツなのですが、同日の19時から練習のあるチームと20時から練習のあるチームを同時に押さえておくと1チームダメでももう一つが入れてくれれば無駄にならないということで、今回もその策を利用し、2チーム目は「NAC Nußdorfer fc」という街クラブに。結果的にこのクラブ最高でした。本当に正解でした。the 街クラブというような雰囲気で、見知らぬアジア人に対しても超ウェルカムな雰囲気でした。

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とまあVol 1はこの辺で、第二弾では実際に練習参加しての感想や、ウィーンという都市に滞在した感想について色々書きたいと思います。

 

それじゃあまた。

 

19/20シーズンドイツフットサルプレーオフ結果

こんにちはJuoです。

 

2か月ほど前ですが、コロナの影響で延期になっていた昨シーズン(19/20シーズン)のドイツフットサルプレーオフが行われ、チャンピオンが決定したので、ざっと振り返ります。

 

レギュレーション変更

まずは今大会はコロナの影響もあり例年と違うレギュレーションで行われました。
昨シーズンは決勝戦以外、予選ラウンド(Vorrunde)から準決勝まではホームアンドアウェー方式でしたが、今回はホームアンドアウェーはなく一発勝負の中立地短期開催となりました。場所はノルトラインヴェストファーレン州、Duisburgに位置する、Wedau Sportschuleです。ドイツスポーツ界隈では超有名で、欧州内でもトップクラスの施設充実度を誇ります。200haくらいの敷地に、様々な競技の専用場を有します(水上スポーツも含む)。もちろんドイツフットサルにおいても聖地で、青床のフットサル専用コートがあるので年明けの各地域選抜対抗戦(Auswahlturnier)や、定期的に代表チームの合宿がここで行われます。
通常4月から6月にかけて行われるプレーオフが、今回は8月13日-16日の3日間の集中開催+無観客で行われました。

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https://www.dfb.de/news/detail/so-trainiert-die-futsal-nationalmannschaft-197634/

 

出場チーム一覧

出場チームを簡単に紹介します

北地区

1位 HSV- Panthers
2位 FC Fortis

北東地区

1位 05 Hohenstein-Ernstthal
2位 1896 Berlin

西地区

1位 MCH Futsal Sennestadt
2位 Panthers Köln

南地区

1位 TSV Weilimdorf
2位 Jahn Regensburg

南西地区

1位 1.FC 07 Meisenheim
2位 TSG Bretzenheim

今シーズンから南西地区ができたので各リーグ上位2クラブの合計10クラブになります。この10クラブの中でレギュラーシーズンの成績下位4クラブが予選ラウンドを戦います。

 

結果

以下スコアの列挙になります。DFBの公式サイトにて全試合フルで配信されてたので一部はフルで見ましたが、特別に知っているチーム以外は見ていませんので内容は割愛します。

予選ラウンド(Vorrunde)

8月13日

Jahn Regensburg(南2位) 5 - 1 TSG Bretzenheim(南西2位)
FC Fortis(北2位) 3 - 5 Panthes Köln(西2位) 

下馬評通りの結果でした。Regensburgは同地区で、Bretzenheimは過去にトライアウトに行ったこともあります。面識のある選手も結構いるので見ましたが、あっさりRegensburgが勝ちました。Panthersも戦力通りの強さで勝ちました。


ベスト8(Viertelfinale)

14日

MCH Futsal Sennestadt(西1位) 5 - 3 HSV- Panthers(北1位)
Jahn Regensburg(南2位) 6 - 5 1.FC 07 Meisenheim(南西1位)
Panthers Köln(西2位) 1 - 3 05 Hohenstein-Ernstthal(北東1位)
1896 Berlin(北東2位) 3- 6 TSV Weilimdorf(南1位)

特にコメントはないですが、南西地区はできただけとあってまだまだかなと感じました。あとはHSVは首位通過同士の対決になってしまった点でちょっと不運でしたね。実力はかなり高いだけに。Weilimdorfは結構危なく勝ちました。今年は優勝きつそうだなと正直この時点で感じてました、。

 

準決勝

15日

MCH Futsal Sennestadt 6 - 7 Jahn Regensburg
05 Hohenstein-Ernstthal 4 - 2  TSV Weilimdorf

正直決勝より遥かに準決勝が面白かったです。どちらも延長突入で、まずは我らが南地区のRegensburg が大アップセット。ブラジル人、ポルトガル人選手が大活躍でした。
別の山ではWeilimdorfが負けました。何となく負ける気はしてたんですが、それでもかなり見ごたえのあるゲームでした。ここまでくると代表選手がわんさかいるので、知った顔だらけで楽しめました。


決勝

16日

Jahn Regensburg 2 - 6 05 Hohenstein-Ernstthal

Regensburgは決勝に来ただけで素晴らしかったと思います。中0日で4試合、各上相手にさすがに堪えたのかなと感じる内容でした。とはいえHohensteinもさすがでドイツ代表Cap、Wittigを中心に終始スキのないゲーム運びでした。強すぎて途中で見るのやめました。

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https://www.dfb.de/bildergalerien/ansicht/hohenstein-ernstthal-holt-futsal-meisterschaft-2441/

 

来シーズンはどうなる

既に20/21シーズンは開幕しています。コロナの影響でこちらもレギュレーション変更があります。その辺はまたの別で書こうと思っています。
一応21/22シーズンにブンデスリーガが創設されますが、今年のコロナ禍での変更の不平等さを鑑みると延期は十分あるのかなと、あくまで個人的にですが思っています。
ただ今回のプレーオフからもわかるように上位に進出するクラブというのはある程度の予測ができてしまうのが現状のドイツフットサルでもあります。今回優勝したHohensteinは2シーズン前のチャンピオンですしね。。来年以降渡独希望の方は、その辺の結果も知っておいて損はないと思いますので参考にというか、情報を自分で集めてみてください。

 

JUO

突然上手く喋れなくなった話。心理的原因?

こんにちは

 

この間、友達との会話の中で発声障がいに関する話題が出ました。
そこまでほとんど意識もしたことも無いことでしたが、ふと考えてみると、昨年のある期間に、喋ろうとすると、“口が思うように動かなくなって言葉が詰まって全然喋れない” みたいな現象が頻発した時期がありました。
今でもなんだったかよくわかりませんし、当時もさほど気にしていなく、それ以降は全く起きていません。ただ今思い返してみると、原因として、いくつか心当たりがあるのでここに書こうと思いました。(真相は定かではないですが)
スポーツ選手の鬱なども大きな問題になっている昨今。同様の経験をした事があるという方や悩んでいる方のお力になれればと思います。読んでみて何か知っているという方がいらっしゃいましたらご連絡頂けると有難いです。

 

 

昨年の10〜11月くらいに起きた

初めに起こったのは。去年の10〜11月で、当時はドイツに住んでいたのですがロービジョンフットサル日本代表の国内合宿で帰国する機会が何度かありました。当時は世界選手権のための出場資金を集めている最中で、合宿では通常のミーティングに加えて、選手だけの資金に関する話し合いというのがありました。そこは選手各々がこの活動への意見だったりをかなり正直に言っていく場だったんですけど、いつも通り僕も発言しようとした途端、口が動かなくて全然声が出ないっていう現象が起きたんですよ。一瞬、あれ?って感じだったんですけど、特に気にすることもなくその時は過ぎました。ミーティングが終わってチームメイトと喋る際は全く問題が無かったです。でもそれ以降も代表で帰国してミーティングの時は何故か同様の現象が起きました。何故か口が「アグアグ」して頭の中がぼーっとして思うように動かないんですよ。ただ気にしなさすぎ人間の自分は「なんでだろう」と一瞬思うだけで深く考えることはありませんでした。笑
というのもドイツ語でチームメイトや友達と喋る時は全く起きなく、普段ドイツで生活していた僕は生活でその症状が出ることがほとんど無かったからだと思います。とにかく日本代表の場のみで起きていました。

 

改めて理由を考える

個人的には理由は当時の心理状態にあった気がします。頑張ってたアピールでは全くないんですけど、当時物凄く必死にだったんですよ。いろんなことに。必死過ぎて正直あまり覚えていないんですが、思い返してみると実際は相当なストレスと闘ってたと思います。
箇条書きにすると

・8月末くらいから世界選手権の募金活動が始まって、色んな知り合いに声をかけては断られるみたいな日々だった。(断った人は全く悪くない笑)

→ドイツから日本の友人に声掛けてたから、直接会って熱量を伝えることもできず、思うような結果が出なかった。(半分縁切れた人とかもいた)
→日本時間に合わせなくちゃいけなくて、尚且つトレーニング時間も捻出しなくちゃいけなかったので毎日4時起き。

・代表合宿参加はほぼ実費負担なので支出がエグかった。

・おまけに出席も減るから大学単位も微妙で給付奨学金を返還しなければいけない可能性もあった

・そこまでして参加した代表でも大会メンバーに落選する可能性が十分にあった(←これは当たり前だけど)

→この心理状況でいいプレーができるわけもなく毎合宿納得せず終了。

・合宿終了後は速攻ドイツに帰ってその日の授業に出て、夜クラブの練習に参加(帰宅0時)。

→練習中の記憶ほぼ無い笑

・クラブでも試合出れない

って感じでした。超楽観主義の自分なので、やってた当時は一応シンドイとは感じたけど、寝たら次の日もう忘れてるみたいな感じだったので全然気にするまでもないみたいな感じでした笑。むしろ話のネタにできんじゃんぐらいの感じで、武勇伝にする気満々でした。

ただこうやって振り返ってみると知らずのうちに精神的にありえない負荷がかかってたのに加えて体力的にも相当シンドイことしてた気がします。日独間は合計4回往復しました。時差7時間の片道トランジット込みで16時間くらいです。笑

科学的根拠は無い勝手な個人的な推測でしか無いですが、おそらくこのあり得ない程のストレス生活が原因だったのではないかと思っています。

 

どう治ったか

そもそもあまり気にしていたことでは無かったので、どう治ったかも正直心当たりもありませんが、12月以降に物事が物凄く上手く運ぶようになりました。世界選手権は無事メンバー入りもしましたし(結果は散々でしたが)、ドイツでは勉強も順調で、フットサルの州選抜にも呼ばれ、所属クラブでも試合に出るようになりチームも途端に調子が良くなりました。周りからもよいしょよいしょされていい思い出ばっかりです笑。なのでかは分かりませんが、10、11月時に抱えてた悩みって全部無くなっていて、それ以降は今日まで似たようなことは一度も起きていません。だからやっぱり心理的な事が原因なのかなと思います。僕の場合は楽観的な性格とたまたまの幸運のおかげで特に悩むこともなく今に至りますが、もし「そんなに上手くいってなかったら」と今では思ったりもします。

 

何が言いたいか

結局何がいいかと言うと、別に自分が頑張ってた自慢がしたいとかそーゆうのではくて、心理的ストレスって、気になっていなくても負荷としては実際結構かかってて、それって限界超えると体になんらかの異常をきたす、そしてそれはストレス耐性があったり、自分のような超気にしない人間にも全然起こりうるのではないかと言うことです。(そもそもこの症状が起こった原因がこの期間のハードさに由来するかは未だ謎ですが。)多分この記事読んで、同様の経験したことあるって人結構いると思うんですよね。スポーツ現場では鬱が深刻な問題になってたりもするじゃないですか。

別にこの話にオチがあるわけじゃないんですけど、これを機に思ったのは、スポーツ現場然り、ありとあらゆる場所に心理的なケアをする人材をもっと動員したり、しんどい事を相談をするハードルをもっと下げたりと、環境をもっと整えていかなければいけないんだと思いました。(他の国はどうか知らないですけど、日本ってそーゆう相談しようとするとなんか馬鹿にされません?笑)
それと同時に各々が自身のメンタルケアという事にもっと目を向けて生活を見直したり、本当にしんどいことからは逃げてもいい雰囲気づくりを社会としてしていく必要があるんだなと思いました。

 

って言う話です笑

 

僕自身、推測だけで書いたので、何かわかる方がいたら是非教えて欲しいです。

それと同時に同様の経験をした方のお力に少しでもなれればと思いました。何かできる事があればご連絡ください!

 

JUO

 

 

ドイツでのシーズンを終えて

こんにちは

 

先月ドイツでのシーズンが終わり帰国しました。日本人がほとんどプレーしていなく、情報もほとんど無い謎多きドイツフットサルリーグ。そこでたったの1シーズンですが多くの経験をさせていただき、様々な発見がありました。そこで今日は昨シーズンの振り返りをしたいと思います。有益かどうかは分かりませんが、誰かのお役に立てれば光栄です。

 

巡り合わせで出会ったクラブ

以前記事にしましたが、渡独当初はフットサルクラブが見つからず、サッカークラブでプレーをしていました。
そんな中、5月にスペインで行われたロービジョンフットサルの国際試合でスペイン代表のコーチから推薦をいただき、ドイツのフットサルクラブを見つけるきっかけを与えていただきました。そこで出会ったのが“Germania Ober-roden Rhein-Main futsal”でした。その後は自身でクラブハウスに足を運び、練習参加の日程等の交渉を行いました。かかってこないだろうと思った電話がなってトライアウトの許可が下りた時は、ようやく辿り着いたなという思いでした。それほどドイツにおいてフットサルはまだまだマイナースポーツでコネクションを構築するにも非常に骨が折れる。そんな世界なんだと実感した瞬間でもありました。
練習参加から契約は非常にスムーズでした。フットサルのオフ期間に既にチームメイトとは会っていましたし、とても寛容なチームの雰囲気のおかげですんなりと溶け込むことが出来ました。ドイツ代表や多くの州選抜選手など第一線で活躍する人たちとプレーする事はとにかく学びが多かったですし、何よりもフットボールを通じて一生の友ができたということが大きな財産になったなと思っています。本当に素晴らしいスタッフ、選手、スポンサーに恵まれたクラブに出会えました。心から誇りに思います。

 

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プレシーズン時点では第3GK扱い

8月末からプレシーズンが始まりましたが、チームに3人のキーパーがいる状況で、当初僕の序列は最下位でした。まあ普通ですよね。
正直言うとこの辺からシーズン序盤あたりにかけてが1番しんどい期間だったかもしれません。
うちのチームは公式戦はメンバーに入るキーパーが2人までなので、かなり先行きは怪しかったです。さらにプレシーズンマッチの出来は最悪でした。ミス連発で目も当てられない状態でした。まだまだ本当の意味で馴染めていないのだなと感じました。
ただこのままだとまずいなと思っていたところで、キーパーの一人が怪我で離脱し、一応扱いとしては2ndという扱いになりました。さらに先発の選手も不振で、開幕までに1番マシなやつということで自分が開幕戦のスタメンに抜擢されました。
ただこの開幕戦がとにかく酷かった。今思うと心理状態がかなり悪かったです。立ち上がりに失点し、そこから崩れて大量失点。前半だけで代えられました。正直キツかったです。そこから前半戦はロービジョンの代表にも参加し、離脱も増えたことで年明けまでは完全にサブ要員、1試合も出れませんでした。チームの調子も最悪で過去最低の滑り出しで降格権、最下位の時もありました。思い出すだけでも最悪の期間ですね。

 

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チャンスがきた!

ロービジョンの世界選手権が12月に終わり、リーグ戦も中断に差し掛かったところで、ヘッセンの州選抜に呼ばれるようになりました。
選抜といっても選手の多くが普段のチームメイトなので、大きな変化やストレスは感じませんでした。ただ自分の中で大きく変わったことがありました。それはピッチ内外での振る舞いです。代表との両立で苦しんだ前半戦や、世界選手権での経験のおかげで精神的にかなりタフになったと思います。普段のチーム練習でもいいプレーはしていたので自信も取り戻しつつありました。それもあってか、もっと主張したり、試合中熱くなったり、色んな表現で自分を伝えて、リーダーシップを取っていこうという考えに至り、それを行動に移せるようになりました。自分、普段日本にいても大勢の前で意見を言うことがとても苦手なので、それを言葉もうまく操れない海外で出来るようになったのは大きな進歩だったと思います。多分相当必死だったんだと思います。
選抜の監督がチームの監督でもあったので、そこから監督やチームメイトの自分に対する目も変わりました。コミュニケーションの量が増え、プレーでの要求も増えました。こうやって信頼は築いていくものなんだって実感しました。わかりやすく変わりました笑。キーパーというポジションは信頼で成り立ちますから、本当に日頃の振る舞いって大事ですね。
そんな中、1月のリーグ再開。オーバーローデンは降格権にいました。前半戦は圧倒的負け越しで絶対に落とせない一戦で、再び先発に抜擢されました。ロードでカールスルーエ戦、過去2シーズン1勝もあげることが出来てない苦手な相手でした。
ただとても自信がありました。半年間だけですが、色んな面での積み重ねを感じていたので。脛当てを忘れるという失態は犯しましたが、結果は5-4 で勝利、特別出来が良かったわけではありませんが、このチーム状況で、しかも重要な試合で一点差を耐えて勝つというのは非常に価値のあることでした。ここを機に確実にチームの流れが変わりました。
翌週のヘッセンダービー、開幕戦で大量失点した相手にも先発し、大勝。さらに翌週、ドイツトップ10以内に入るDeisenhofenにも勝利し破竹の勢いで3連勝。リーグ再開後5戦4勝で降格権を脱出し、一転プレーオフを狙える位置にまでつけました。自分への評価が一転したのを肌で感じました。
月並みですが、やっぱり「チャンスは誰にでも来る、そのチャンスを掴む為に常に準備してなければいけない」のだなと心から思いました。自分が契約できたこと、活躍できたこと、それに限らず人生のターニングポイントになってきた出来事って今振り返ってもやはりり運の要素がかなり強いんですよ。本当にたまたま転がってくるんです。だから自分は運だけは最高のものを持ってると思ってるんですけど。でもそれって運を拾う為にアンテナを張ってるか、準備をしているか、いざという時に拾いにいく勇気があるからこそなんだなって思いました。今シーズン1番の発見かもしれないです。

 

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外国人として巻くキャプテンマーク

それでその後、シーズン終了まで全てが上手くいったのかといえばそうではありませんでした。
1試合大ぽかをして負けた試合もありましたし、怪我が悪化したこともあって結構ギリギリでプレーをしていました。練習でのパフォーマンスは終盤に連れてかなり落ちていってました。それでもチームが信頼して自分を使ってくれことは非常に感謝していますし、手前味噌ですが、「本当に愛されているのだなと」心から思いました。やっぱりその気持ちはプレーで返すのが選手ですよね。終盤は「キモチ」でやってました笑
そんな中で迎えたホームWeilimdorf戦、昨年のドイツ王者且つ2年間国内で無敗といういわば“バイエルン状態”のチームです。その試合、キャプテンが離脱で不在ということで、急遽キャプテンマークを巻くことになりました。ビッグマッチでこの大役、つくづく持ってるなと感じてしまいました。「歴史が長いクラブじゃないけど、マークを巻くのはお前が5人目。ドイツ代表も巻いてきた。責任をもってやってほしい」と言われた時は震えました。冗談抜きに。
結果的に今シーズンのドイツフットサルラストゲームになったこの試合は大敗。やっぱりチャンピオンは強かったです。もっとやれると思ってましたがダメでした。自分の実力もまだまだだと感じました。上手くいって終わればそれが良かったですけど、逆にこの結果に僕という選手がよく現れたなと思い、一つの充実感も覚えました。上手くいったことなんてほぼ無いけど、だからこそそれをモチベーションにここまで続けてきているんだなと。「この結果を受け止めて、頑張ろうって」真面目に思ってしまいました。自分らしくないので笑ってしまいました。

 

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来シーズン以降の去就

シーズン終盤に契約延長のお話をいただきました。是非とも残ってほしいという話でした。僕も来シーズン、引き続きプレーを続けたいという意向を示しました。しかし問題も多々あって、僕自身日本の大学での学期があと1年残っている事や、経済的な事、ビザの事等来年戻るには多くのハードルがあります。その旨をクラブには伝えました。「それなら登録はうちで残しておくから戻ってきたい時に戻っておいで」という有り難すぎるお言葉を頂きました。ですので来シーズンは再びオーバーローデンでプレーしようと思ってます。そしてそこに標準を合わせ、今は頑張っている状況です。コロナの影響で先行きが怪しくなるばかりですが笑

 

 

まとめ

本当に学びの多いシーズンだったと思います。飛躍的に技術が向上したかといえば、そうではないですが一つ一つ山を越えて、ステップアップができたのではないのかなと思っています。沢山の教訓がある、とてつもないシーズンでした。
最後に今シーズン、日本やドイツで多くの方々にサポートしていただきました。そして何より、名も無い日本人にここまで愛を注いでくれたオーバーローデングループには心から感謝したいです。本当にありがとうございました。華のないアマチュア選手ですが今後ともよろしくお願いします。

それではまた

 

JUO 

 

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コストパフォーマンス最高のエミレーツ航空 フランクフルトー成田間

こんにちはJUOです。

 

先日帰国しました。怪我とかウイルスとか、いろいろな問題が急に起こり、後リーグ3試合を残しての帰国になりました。
若干の悔しさは残りますが、クラブ側がとにかく自分の立場に立って色々と考えてくれたこと、当初のチーム目標である1部残留をほぼ確実に決められたので、そのことに関してはとてもポジティブです。これが結果が伴って無かったり、もっとトラブルが多かったりだったら最悪でしたね。笑

 

そんなこんなで帰国したわけですが、今回は帰国便として利用したエミレーツ航空(エコノミークラス)に関して書こうと思います。
実はJALマイレージ会員の僕は、JAL系列の飛行機にしかほぼ乗らないので、エミレーツには数回搭乗したことあります。いい噂をとにかくよく耳にするエミレーツですが、実際のところどうなのでしょうか。あくまで個人的な感想になりますが、参考までにどうぞ。

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①フランクフルト空港情報とエミレーツヨーロッパ便について

市内〜空港まで

フランクフルトに住んでいたのでもちろん出発地はフランクフルト発になります。市内からのアクセスは僕が最後に空港を使用した12月上旬と若干変わっていました。Regionalbahn(近郊の電車が発着する駅)の駅の工事が終了し、空港の1つ前に新たに" Gateway Gardens "という駅ができてました。中央駅からは大体20分弱で到着です。中央駅からは約15分おきに電車が出ています。

 
空港

エミレーツはターミナル2になります。ターミナル1に到着後、バス又は専用のモノレールでの移動になります。モノレールは止まっていることもしばしあります。ターミナル2に到着後は出国のゲートを正面に左手に少し進むとカウンターがあります。
英語・ドイツ語どちらも使えるので、できる方で対応可能です。ちなみにJALのチェックインカウンターには日本語のできるドイツ人がいます。

 

②手荷物や座席、フライトサービス

ぼくの利用したエミレーツの最も安いエコノミークラスは預け入れ荷物が1人2つまでで30kgまで可能です。同じ価格帯の航空券と比較してもかなりいい方だと思います。機内持ち込みは7kgまででした。ちなみに座席は事前に無料で選択することも可能だったので、通路側のトイレに近い席を取っておきました。(席によっては有料)

 

機内

機内は二階建て、二階がビジネスクラス、ファーストクラスの席みたいです。搭乗後のサービスは他の航空会社と大きく変わりませんが、ドバイエキスポ2020のポーチとアメニティが貰えます。機内食は美味しというか自分は舌がバカなので大体のものは美味しいです。
ただ他社と比較しても美味しいと思います。混雑状況はフランクフルトを出発したのが3月9日、到着が10日ということで新型肺炎の拡大が進む前でしたが、ドバイー成田間の飛行機はガラガラでした。1人4席ありました。
一つデメリットを挙げるとしたらフライト時間が他のヨーロッパ、アジア経由便より長いです。フランクフルトードバイ間は6時間、ドバイー成田間10時間でトランジットもいれると18時間以上基本的にかかります。他地域の経由便はトランジット込みで15時間ほどです。
まあ中米でトランジット18時間を経験した自分にとっては大きく気になるところではありませんでしたが笑

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③ドバイ空港

とにかく大きくて綺麗、ヨーロッパからの便は深夜到着が多いので保安検査場が混むこともそこまでありません。快適な空港でした。Wi-Fiも整備されていて早いです。2時間有れば問題なくトランジットできると思います。3月末の現在はどうかわかりませんが、僕の帰国日はマスクをつけている人もそこまで多くありませんでした。検査対象も欧州や邦人向けにはありませんでした。

 

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④感想

まあ直航便に越したことは無いですが、それ意外で東京ーフランクフルト間でオススメの便を聞かれたら僕はエミレーツを推すと思います。
というのも価格に対してサービスがかなり優れてるからです。要はコスパ最高ということです。同様の値段だと預け入れ荷物の制限が厳しかったりするのですがエミレーツは1人2つ30キロまでです。事前に無料の席は選択可能ですし、機内の清潔感、サービスは少しも悪く感じません。そしてあくまで4、5回搭乗した僕の肌感ですが、エミレーツは毎回基本的に空席がある印象です。(繁忙期じゃなかっただけかもしれませんが) ですので基本的に席を多めに使えます。これなら16時間のフライトも苦では無いです。
これらの点を踏まえると、特に学生さんなんかはエミレーツを使う価値があるんじゃないかなって思います。宣伝ではとかではないですのであくまで参考程度にしてください。

 

レギオナルリーガ南地区2019/20シーズン

JUOです。

 

前回、ドイツ国内の強豪クラブを紹介しましたが、今回は僕の所属するレギオナルリーガ南地区に今シーズン所属する全クラブを紹介したいと思います。渡独後のチーム選びに是非役立ててください。

 

 

最もタフなリーグ

ドイツ1部は現在5つのリーグがありますが、その中でも最もタフと言われているのが南地区です。理由は主に①リーグ自体のレベルが高い②移動距離が長い、という二点になります。①はフットサルの強豪が揃うバイエルン州が所属している点にあります。以前の記事にも書きましたが、バイエルン州はフットサルが盛んな地域の1つです。2部のバイエルンリーガは1部のクラブと同等の強さのクラブが存在しますし、現役の代表選手もプレーしています。そのリーグを勝ち上がったクラブが所属しています。また南地区は代表選手が最も多いリーグになります。そして昨年のドイツ王者も南地区から誕生しました。②の移動距離は相当タフで、最も長いです。西はヘッセン、東はチェコとの国境沿いまでとかなり領域が広いリーグで、最長バスで8時間の移動が強いられます。これは今のところ他のリーグのは無い移動距離です。とにかく勝ち上がることも生き残ることも、体力的にも精神的にもタフさが求められるリーグなのです。

 

チーム一覧

 

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今シーズンの所属10クラブの分布になります。
州ごとの内訳は
ヘッセン2チームバーデンビュルテンベルグ3チームバイエルン5チームという分布になっています。
やはりバイエルンが最も多く、僕らヘッセンのチームからすると半年のシーズンで5回は7時間以上の移動を強いられることになります。
バーデンビュルテンベルグまでは大体2時間半ほどの移動になります。

 

チーム紹介

①TSV Weilimdorf

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今シーズン1位※第13節終了時点
前回の記事で触れたので割愛します。 

juo.hatenablog.com

 

②SSV Jahn 1889 Regensburg

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ホームタウン:レーゲンスブルグ
今シーズン順位:2位※第13節終了時点 
昨シーズン成績:リーグ2位、プレーオフ予選敗退

南地区ではWeilimdorfの対抗馬という位置づけで、毎年リーグではほぼ負けなしで2位に食い込みます。
ただ今シーズンは昨年同様2位につけているものの、昨年までの勢いは無く、プレーオフを逃す可能性も十分にあります。
サッカーはブンデス2部に所属する強豪クラブです。 

 

③FC Deisenhofen

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ホームタウン:オーバーハヒング(ダイゼンホーフェン)
今シーズン順位:3位※第13節終了時点
昨シーズン成績:3位

3番手クラブという印象です。昨シーズンまではWeilimdorf、Regensburgと共に三強と言われていましたが、今シーズンは3位ながら、年明け以降調子を落とし、気づけば4位以下との勝ち点差は1に。残留争いの可能性もあります。代表の候補選手が数人所属しています。

 

④TV Wackersdorf 

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ホームタウン:シュヴァンドルフ(ヴァカースドルフ)

今シーズン順位:4位※第13節終了時点

昨シーズン成績:4位

今シーズン立ち上がりはかなり調子が良く、途中まで2位と躍進しましたが年明けに失速。気がつけば4位に転落しています。
旧ユーゴスラビア系の選手が多いクラブになります。またホームタウンがチェコの国境近くにあるため、西側からの移動は非常にタフです。

⑤SV Pars Neu-isenburg

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ホームタウン:オッフェンバッハ(ノイ=イゼンブルグ)
今シーズン順位:5位※第13節終了時点
昨シーズン成績:ヘッセンリーガ(2部) 2位
今シーズン昇格したクラブになります。ちゃんとフットサルをしてくるチームでは有りませんが、それでも今シーズンはRegensburg やDeisenhofen 相手にアップセットをするなど、わからないチームでもあります。またクラブとしては多文化共生に関する催しを開催するなど、スポーツを通じた社会貢献運動に非常に力を入れています。外国人選手も非常に多いクラブになります。

 

⑥G.O Rhein-Main futsal

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ホームタウン:レーダーマルク(オーバーローデン)
今シーズン順位:6位※第13節終了時点
昨シーズン成績:5位 

僕の所属するクラブです。DFBのライセンスを持ったコーチが数人いて、正真正銘のフットサルをプレーすることに特化しているクラブです。また若手選手が非常に多く、平均年齢も25歳を下回っていて、州選抜の主力のほとんどが所属するなど育成に力を入れているクラブでもあります。毎年残留争いをしながら中位でフィニッシュしますが、今シーズンは年明け以降成績が上り調子でプレーオフ争いの可能性もわずかに残しています。

 

⑦TSV Neuried

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ホームタウン:ミュンヘン(ノイリート)
今シーズン成績:7位※第13節終了時点
昨シーズン:7位

誰もが知っている大都市ミュンヘンに位置するクラブです。17/18シーズンのバイエルンリーガチャンピオンで昨年は得失点差でなんとか残留を決めたクラブです。今シーズンも常に降格圏か7位につけています。ただ昨年もそうでしたが土壇場でアップセットを起こしたり、劇的な試合をすることから、リーグでは最も分からないチームという位置づけです。去年まで、同じミュンヘンを本拠地とする1860 Münchenも1部に所属していました。資金面や選手層は明かに1860の方が上ですが昨年はなぜがNeuriedが残留を果たしました。

 

⑧FC Penzberg

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ホームタウン:ヴァイルハイム=ショーンガウ(ペンツベルグ)
今シーズン成績:8位※第13節終了時点
昨シーズン成績:バイエルンリーガ(2部) 1位
昨シーズン強豪揃うバイエルンリーガを優勝し昇格してきたクラブなので前評判は高かったのですが、中々勢いに乗れていないチームです。今シーズンは18試合中14試合を既に消化しており、残りの4試合中3試合が上位3クラブとの対決と厳しい戦いが予想されます。
レギオナルリーガは8位以下の3チームが自動降格というレギュレーションです。残留を達成すれば、来年州から選手を補強し上位を狙ってくるでしょう。

 

⑨Villalobos F.C.

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ホームタウン:カールスルーエ
今シーズン成績:9位※第13節終了時点
昨シーズン成績:6位 
現行のレギオナルリーガ誕生以来、常に1部にいたクラブですが、今年ついに降格しそうなクラブです。シーズンが始まる前は強いクラブという印象でしたが、今シーズンは大量失点を繰り返すなど守備が崩壊し、年明け以降悪い意味でほぼ手がつけられないチーム状態にあるみたいです。戦力としてはリーグの中でも悪い方ではなく、元ドイツ代表の選手も所属しています、ただあと5試合で8位とは7ポイント差。厳しいシーズンになりそうです。

 

⑩Gehörlosen SV Karlsruhe

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ホームタウン:カールスルーエ
今シーズン成績:10位※第13節終了時点
昨シーズン成績:バーデンリーガ(2部) 2位
チーム名に冠してある"gehörlos"(耳の聴こえない)の言葉の意味通り、デフの選手で構成されたチームです。今シーズン、バーデンリーガから鳴り物入りで昇格するもここまで2勝しかあげられず、非常に苦しい状態にあるチームです。そもそもバーデンリーガは各地域の2部リーグの中でも競争力という点では劣るリーグの為、地域としてレベルの底上げが必要な気が個人的にはしています。ただ普段障がい者スポーツに携わる身としては、国トップリーグにこのようなクラブがあるということは、非常に意義のある事だと思っています。そして同時にドイツがいかに共生という点で進んでいるかを実感することができます。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。
僕が所属するレギオナルリーガについて少しでも知って貰えたらと思い書きました。最もタフなリーグで、レベルも他のリーグよりも遥かに拮抗しています。実際今シーズンも3位から8位までの勝ち点差が4ポイントと1試合落とせば降格が見えてくる、逆に1勝で上位進出が見えてくるという状態です。去年まで強豪と言われていたクラブが、思わぬ苦戦を強いられたり、昇格組に負けたりということがしばし起こっています。中でプレーしている身としては毎試合非常にハラハラしますが、同時に面白さも感じています。2年後にはブンデスリーガができます。どこのクラブにもチャンスがあるという点でこのリーグは最も進出の価値あるリーグなのでは無いかと思います。
是非参考にして見てください。